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日時 2018年 1月13日(土曜日)
開催場所 新宿ロフトプラスワン
「石油王」(アイゼンボーグ復活)
 

 (受賞コメント)
この度は、栄えあるオタク大賞を下さりまして誠にありがとうございます。 私どもの作品をこのような形で評価していただき、心より光栄に存じます。 オタクの皆様が「帰ってきたアイゼンボーグ」を気に入って下さった事を大変嬉しく思います。 この作品をご覧になり、懐かしき時代を感じて頂けましたでしょうか? 私自身、少年だった頃を思い出し、感極まってたくさん涙を流しました。 日本の誇りである、様々な昔のアニメや特撮作品をサウジアラビアの技術とアイデアで再現する事が以前からの夢でございました。 これを機にますますエンターテインメント性の研鑽に力を注ぎ、皆様のご期待にお応えいたす所存でございます。 次回の作品もぜひご期待下さいませ。

アルフレーフ ジャッラーハ より2017award



日本には、「俺が油田を掘り当てたら〜」というようなジョークめいた言い回しがあります。もちろん、そこには油田と同じくらい起こり得ない願望が続くわけですよ。マニアであれば、理想のスタッフ&キャスト陣が名前を連ねた新作を作らせるだとか、あるいは志半ばで路線変更を余儀なくされた作品を本来あるべき形で作り直したいだとか、いろいろです。

で、これまで僕も詮無い願望を呟いたり、あるいは聞かされてきたんですけど、“『恐竜大戦争アイゼンボーグ』の続編を、当時のテイストそのままに作りたい”っていうのは初耳でした。脱帽です。まさか、よりにもよって『アイゼンボーグ』……まあ、実際にはオイルマネーとは関係のないところで進められた企画とのことですが、極めて正しいお金と情熱の使い方だと思います。

ジャッラーハさんは、日本における『アイゼンボーグ』のマイナーっぷりにガッカリされたそうですね。すいません。でも今回の新作映像をきっかけに、かつてないほどに『アイゼンボーグ』が注目されています。意外とカッコいいじゃん! なんて感想が、チラホラと聞こえてくる日も近いはず。何を隠そう、僕自身も円谷恐竜三部作では『アイゼンボーグ』が一番好きなのです。ジャッラーハさんのお気に入り怪獣は何ですか? 僕はドドラです!
(ガイガン山崎)

マニアックな伝説的映像作品の復活が今回の主なテーマだったんですが、中東 御三家と呼ばれるパワフルな航空会社の運営や、近年のスーパーカーの旺盛な開 発ラッシュを支えている産油国資本は、世界経済からはもちろん我々オタク層か らみても、たいへん頼もしい、もっと言うと実に”羨ましい”お金の使い方をし ていると思います。
(東海村 原八/原型師)

40年の時を超えて不遇の作品が蘇る。ジャッラーハ石油王さんからは「続編が見たい!」という激熱な想いが伝わってくると同時に、夢が広がる素敵なトピックでした。中東で絶大な人気を誇る「アストロガンガー」のリメイクにも期待したいです。
(奈良崎コロスケ)

 
 
志田英邦賞
 
東海村原八賞
     

堀井雄二

アニメ『メイドインアビス』


 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとう!「成れ果て」のみんな!。イラストは、つくし先生が描いてくれたよ!!。」 
キネマシトラス代表取締役・プロデューサー 小笠原宗紀

toukaimura

人生において大切な一作は何だろう? 答える人によってその答えはいろいろなジャンルのさまざまな作品のタイトルが挙がるだろう。映画、マンガ、小説……僕の場合はゲームだ。タイトルは『ドラゴンクエスト』。70年代生まれの僕にとって『ドラクエ』は第一作目から知っていて、ずっとともに人生を歩んできた大事なシリーズだ。過去の『ドラクエ』を振り返ろうとすると、僕の人生のいろいろな思い出がいっしょによみがえる。それはきっと僕だけじゃない。そんな人は日本中にきっととても多いはずだ。僕らの人生を彩ってくれたゲームを作り上げた、ゲームデザイナー堀井雄二さんに感謝を。「人生はロールプレイング」という堀井雄二さんが掲げる座右の銘は、20世紀に生まれ21世紀に生きる僕らにとって、ひとつの生き方の手引きになると思う。『ドラゴンクエスト展』ではお世話になりました。『ドラゴンクエストXI』最高でした。30年以上にわたる、ゲーム業界最前線でのご活躍、本当にありがとうございます。
(志田英邦)

最新のアニメの、それもTVシリーズは、こんなにリッチなの!?
水墨画的な濃淡や線の味が魅力(のひとつ)である原作絵は、いわゆるセルアニ メーションが苦手なタッチだと思うんですが、液晶モニター(やかつてのブラウ ン管)の”自身が発光する絵”を生かしたブライトネスな背景美術などを切り口 に鮮やかに見せれる力量。素直に堪能させていただきました。
(東海村 原八/原型師)

 

 

 

 

 
藤田直哉賞
 
前田久賞
   

 

 

 

 

 

カズレーザー(メイプル超合金)

アニメ『ヘボット!』

 

 

ヘボボ〜!賞を頂けるとは何たる光栄!アリガッ・トウございます!誉められると嬉しいものですが、何より一年間楽しんで頂けた事が喜びであります。
…まさかこういった形でウケるとは想定外で…個人的には時流にうまく乗った(タイミングが良かったと言うか)のだろうなぁとは思いつつ、毎週応援して頂き様々な反応をマメに追い、なかなか実験的な制作が出来たのが誇りです。スタッフ&キャスト陣が楽しんでくれたのも良かったですねー、またひと暴れしたいヘボ〜!
(『ヘボット!』監督 石平信司)

(注1):SF大会に参加しないあなたも、候補作推薦ができるのでhttp://www.donbura.com/sf56/ja/seiun/sankou.htmlにアクセスして、「最後にして最初のアイドル」を推薦しよう!

(贈賞コメント)
『アメトーーク』での読書芸人の回で、視聴者におもねる事なく、ガチで面白い文学作品を紹介し、多くの人にその魅力を伝えてくださったので。文学の魅力や未来に希望が持てました!
(藤田直哉)

 

 

視聴者のツッコミが追いつかないほどの速さで繰り広げられるシュールなギャグ。その中に突如放り込まれる複雑なSF設定とハードなドラマ。40年間続いた伝統ある放送枠のラストを飾るにふさわしい、いろいろな意味で突き抜けた作品を一年間ありがとうございました。スタッフ、キャストのみなさんの愛の深さや、休日の早朝にもかかわらず盛り上がるネット実況、DVD-BOX発売プロジェクトの大成功(BD BOX化達成おめでとうございます)といったファンの熱気にも胸を打たれました。まだまだあの世界が終わってほしくない! そんな願いを込めて、僭越ながら日本オタク大賞個人賞を贈呈させていただきます。劇場版、本気で待ってるヘボ〜!
(前田久)

 
奈良崎コロスケ賞
 
ガイガン山崎賞
   

 

 

 

 

 

漫画『たそがれたかこ』

超合金魂 GX-70D マジンガーZ D.C. ダメージver.

この度は栄えあるオタク大賞の「奈良崎コロスケ賞」をいただきまして誠にありがとうございます!
長いこと賞とは無縁の自分、賞なんてクソだなと息まいてきましたが、今回の受賞は大変名誉であり、嬉しい気持ちでいっぱいです。
10代の頃、少年愛マンガ(当時はBLという言葉はございませんでした)や、ロボットアニメなど、いろいろ大好きだったのに、二十歳になる頃には彼氏がほしくて封印してしまったオタク道。当時は「オタク」も今とイメージがちょっと違っていたので風当たりも強く、根性ナシの自分は、世間と自身に負けて年を重ねてしまいましたが、ババアになり、いろいろすり切れて再び己れが見えてきたこの時期に、この賞をいただけたことは、許された気持ちで、ありがたくて仕方ありません。これからも赤裸々にこの道に励んでまいります奈良崎さん、どうもありがとうございました!

入江喜和

※プレミアムバンダイさんにコメントをお願いしたのですが、残念ながらいただくことはできませんでした。

 

 

 

 

 

 

片岡たかこ45歳の胸熱な物語が全10巻、完全燃焼で見事な終幕。「やり直し」なんて陳腐な言葉では表せない堂々の「青春」に、ハートを撃ち抜かれました。これまでロックを扱ったありとあらゆる漫画の中で最高峰に位置する珠玉の作品です。ありがとう、たかこ!
(奈良崎コロスケ)

 

 

 

 



10人のマジンガーファンがいれば、やはり10通りのマジン感があるわけで、バンダイ開発陣の皆様におかれましては、常に頭を悩まされてきたのではないかと思います。胸がブ厚く、末端肥大気味な「超合金魂GX-01 マジンガーZ」もカッコいいオモチャでした。よりアニメに近づけられた面構えの「超合金魂 GX-01R マジンガーZ」にも、これだ! と唸らされました。正直な話、このZは違うよ! とガッカリしたことも……。
まあ、いつしか僕らも贅沢になったもんで、ジャンボマシンダーサイズなら羽根章悦、超合金サイズなら森下圭介か角田紘一の描くZに寄せて欲しい! なんて願望を抱いたりするようになったわけですが、そんなワガママに応えてくれた奇跡の商品こそ「超合金魂 GX-70 マジンガーZ D.C.」でした。でも一番カッコいいのは、一番欲しかったのは満身創痍のZなんですわ。そして、同時にこれは出ないだろうということも分かるわけです。だって新造パーツが多すぎる! もしもそれで採算が合うならば、とっくの昔に出てるはずだし。いや、本当によく発売までこぎ着けてくださいました! 獣魔将軍も待ってますYO!!!!
(ガイガン山崎)

 
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宮昌太朗賞
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ちいといつさん

 
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中学3年生の時、担任の先生とグループ日記を交換するという教務がありました。
週に一度、ノートが自分のもとに回って来て、最近あったことや感じたことなどを自由に書いて提出し、先生からお返事のコメントを貰うというものでした。
そこに私は、先日、テレビで放映された『ブレードランナー』を観て、とても感動したという内容の日記を書きました。

SFや模型の雑誌には必ずと言っていいほど話題に上る作品でしたが、私は映画館での上映は観れていませんでした。
なので、このテレビ放映はとてもありがたく、加えて、印象に強く残る作品だったので、その思いを素直に伝えたのです。
後日、先生からの返信欄には、こう記されていました。
「へえ、どんな内容の映画だったのかな。けれども、今、どうしてもその映画を観なければならなかったのかな」

私はドキリとしました。
確かに、大事な受験シーズンでありながら、勉強をサボって映画なんか観てていいのかと言われれば、不真面目だったかもしれません。
先生の指摘はよく分かります。
それ以来、私は、オタク的なものを求めるたびに、心の奥底で、小さな罪悪感のようなものを感じるようになりました。

あれから月日が流れ、2017年に『ブレードランナー2049』が公開されました。
私はあいも変わらずオタク的なものを楽しむ生活を続けており、今回の続編にも大変興奮していました。
前作の時のようなテレビ放映の視聴ではなく、公開とともに劇場で観た本作品は、その迫力や物語を楽しめただけでなく、なぜか自分自身の歴史が重なって見えました。
担任の先生から指摘されても、好きな趣味の世界に流されてしまった私は、いったいどこにたどり着くのだろうか。
この罪悪感が紡がれる先に、何か得られるものがあるのだろうか。
スクリーンのエンドロールを眺めながら、最後には自分の終着点までもが文字で現れてくるのではないかと、あらぬ幻想を抱いてしまいました。

オタク大賞2017 宮昌太郎賞
選んでいただき、ありがとうございます。
私が歩んできた道に、輝きと意義が与えられました。

先生、私も立派な大人になりました。

ペンネーム:ちいといつ

 

 

 

 

 

 

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オタク大賞のスピンアウトというか、プロモーション&リサーチ的な立ち位置で始まった月イチの配信企画「マンスリー」も、気づけば60回オーバー。その初期から毎月、送っていただいているちいといつさんのお便りは、「果たしてこんな配信、観ている人がいるんだろうか」と疑心暗鬼なスタッフ一同にとって、感謝以外の何物でもありません。「くだらなくてタメになる(かもしれない)」がモットーのマンスリー、これからもよろしくお願いします!
(宮昌太朗)


 
 
     
 
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主催:オタク大賞実行委員会  
 
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