「ウルトラマンメビウス」特に「80」 | |
特オタとしてある種試金石(と、いうか踏み絵)的位置づけだった80がこんなに感動できる話に熟成していたとは! オタク的価値とはというものをある種根本から考えなおさせる作品だった。(唐沢俊一氏) ノスタルジーなのも作り手側の思惑通りなのもわかっている。それでも「ウルトラ兄弟」という設定が出てくると反射的に目頭が熱くなっている70年代生まれの自分がいる。これは事実だ (鶴岡法斎氏) |
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唐沢俊一賞 |
岡田斗司夫賞 |
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シリアス20%、笑いが80%と定義して、大根監督やクレッシェンドのスタッフの皆さんとはじめた企画です。課題は、“前代未聞なドラマを作る”でした。評価されるのは5年後でしょうか?って、されたいもんです。タイガージョーの造形がバッチリカッコ良いので見てください。 |
残念ながらいただけませんでした
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大金をかけてリメイクして結局スカばかりだった感のあるリメイクブームの中、金かけなくても(無くても)アイデア勝負すりゃこんな風にもリメイク出来るんだぜ、という、ひとつのフリンジ。珍作だが駄作じゃない。 |
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「日本文化としてのオタク文化」を正しく理解し、またその理解を国内外へ発信していこうという姿勢に対して「日本オタク大賞 岡田斗司夫賞」を贈らせていただきます。 |
鶴岡法斎賞 |
藤津亮太賞 |
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萌えのわかんない奴ぁ、オレんとこへ来〜い♪ |
ありがとうございます…っていうか、 |
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非常に良質でマニアックなマンガ雑誌。継続してくれることを願います。勝手に「立ち向かう」スタンスを読み取りました。本当、勝手に。 |
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「TV」や「アニメ」という大きな枠組みすら ギャグの対象にするそのアグレッシブな 姿勢にいつも笑わされます。 |
石黒直樹賞 |
宮昌太郎賞 |
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「「いぬかみっ!」プロデューサーのスターチャイルド中西豪です。このたびは、このような大変光栄な賞をいただきましてありがとうございます。 |
航空救難隊が舞台。と、地味が極まった『よみがえる空』ですが、これが実に素晴らしい。特に、6・7話の「Bright Sid of Life」は、シリーズ構成の高山文彦(通称・アニメ仙人)自らがペンを取り、あの明朗快活な「ひょっこりひょうたん島」の主題歌で、観客から感動の涙を絞り取る。こんなこと、日本アニメ界を探しても、高山さんにしかできないと思いました。
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送り手側は思うがままに作品を世に送り出し、受け手はそれを自分たちの思うがままに楽しむ……双方が適度な距離感を保ちながら色々な作品を楽しめた80年代〜90年代前半は、アニメとオタクが一番幸せな関係にあった時代だと思う。 現在の状況を見てみれば、ネットの普及が良くも悪くも受け手と送り手の距離を狭めたがために様々な弊害も生み、本来なら知らなくてもいいような情報までがあふれかえり、それが余計なノイズとなって作品の評価を歪める事例が多々ある。オタク市場が広がることは喜ばしいが、それと引き替えに様々な規制やビジネスのしがらみがまとわりつくようになり、昔のように自由な作品は作りづらくなっている。 だが、前述の幸せな時代に作品を楽しみ、それを糧として送り手側の世界へと進んだ者たちが活躍し始めたことが2006年だった。『ウルトラマンメビウス』が大賞を受賞したのも、いままでは古株のマニアから白眼視されていた「ウルトラ兄弟」の記憶を、受け手と送り手が共有したからこそ生まれた大きな盛り上がりがあればこそだ。 そんな流れを自分が一番感じていたアニメ作品が『いぬかみっ!』でした。同監督&スタッフが手がけた『リリカルなのは』シリーズは、所謂萌えアニメと思わせながらも、それらと一線を画すバトルへのこだわりに満ちた作りから80年代テイストの片鱗が見えていたのですが、それと『うる星やつら』や80年代伝奇アクションへのオマージュ満載の原作小説と出会いが、「現在のアニメ技術×8〜90年代アニメの理想型」という奇跡のような作品につながったのです。 ノリのいい声優の演技と安定したクオリティの作画、随所に盛り込まれたパロディやオマージュといった遊び、「ヘンタイ」「マッチョ」「ゾウさん」といった放送規制に挑戦するようなギャグもふんだんに盛り込みながらも、それらがちゃんとクライマックスへと結実していく王道のストーリー構成……オタク市場の拡大に伴うアニメ製作本数の増加が、多くの作品の製作体制を破綻させている中で、かつては当たり前だったことをきっちりとこなして全26話の見事なシリーズとして仕上げたこの作品は、もっと評価されてしかるべきだと思うんですけどね。 同世代的なひいき目があることは重々承知しているけど、ただの一アニメファンだった頃の気持ちになって最後までとことん楽しめた『いぬかみっ!』が、自分が賞をあげたい昨年のベストアニメでした。今のオタクの子たちにも、十数年後にこんな気持ちになって楽しめる作品との出会いがあらんことを。 |
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「地味の極みだが素晴らしい」という言葉は、この作品にとっては勲章です。
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本企画に協力していただいた雑誌編集部選ベスト5集 |
■ニュータイプ読者が選ぶ2006ベスト5 ■学研アニメディア編集部 ■メガミマガジン2006年萌えアニメベスト5 |
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■特撮ニュータイプ「5大ニュース」 ■コンティニュー選<ベストゲーム> ■コンティニュー選<クソゲーワースト> |
主催:オタク大賞実行委員会 | |
放映 | 2007年 |
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