5/9
5/8の日記が飛んでいるのは日付変更線の影響で、私のミスではありませんよ。為念。
13時間ほどのフライトの後、ニュージーランドのオークランドに(多分給油のため)着陸。元々の航空券も「シドニー行き」なので、トランジットではなく「経由地」のはず。というわけで、降りられるかどうかわからないなー、と思っていたのですが、キャビンアテンダントさんに聞いてみたところ「You must go out」つまり降りないといけない、と言われて慌ただしく降機。荷物は置いていってもイイということだったのですが、もしかしたらネットができるかもいう淡い期待を抱いて持って降りたのが仇になることに。。。なんと、降りたらいきなりの手荷物検査です。しかも結構厳しい。オーストラリアとニュージーランドは持ち込み手荷物の制限が厳しいそうで、植物関連や動物関連のほとんどのものが没収になる(麦わら帽子とか民芸品の太鼓の類まで)、のはまだわかるんですけどね。
私はなんとなくするっと通れたのですが、さるころさんが引っかかっています。仕方ないので少し先から見ていると、係員とものすごい勢いでやり合っています。化粧品のサンスクリーンのチューブが引っかかってしまったそうで。こんなところで手荷物検査を受けるとは思ってないし、それをやることになんの意味があるのか全くわかりません。上陸するわけでもなく、用事もないのに強制的に降ろされてこの仕打ちじゃねえ。ちょっと考えた方がいいと思いますよ>ニュージーランド当局。
結局、さるころさんは奮闘むなしくサンスクリーンを没収されてしまい、鬼のように怒り狂っていました。ブラックさるころ見参!
そこで時間を食ったこともあり、何をするでもなく慌ただしく機内に戻って再び離陸。「二度と来るか!!」とさるころさんが窓に向かって毒づいてます(笑)。
4時間ほど飛んで、夜明けのシドニーに到着。これまた厳しいという噂のオーストラリアの税関はどうなるのか・・・と思っていたら、その前の入国審査でまたもやさるころさんが別室に連れて行かれてしまいました。噂の「白い小部屋」です。20分ほどで釈放されてきたのですが、手にしている書類には「yellow feaver」がどうのこうのと書いてあります。よくわからないのですが、入国の書類に「最近南米に行きましたか」という項目があったので、どうやらそれに関する質問を受けたときに適当に返事をしたら地雷を踏んでしまった模様。
やっと出てきたさるころさんと合流して、さらに問題の税関が立ちはだかります。長蛇の列の先頭では、やはり全員カバンをあけさせられている模様。まあ仕方ない、今日は朝到着でこの後の予定も詰まってないし、乗り換えもないし気長に待ちますか、と思ったところに空港の係員のおばちゃんがつかつかとやってきて、我々のパスポートと税関申告書をちらちらっと見てすぐはんこを押して、こっちへ来なさいと誘導されました。行った先は「関係者用出口」(多分)。なんとよくわからないままフリーパスで通してもらえたのでした。どうも我々の前にたまたま並んでいた日本の老婦人(娘さんに会いに、オーストラリア良く来ているらしい)と「同じグループ」と思われた模様。すごく並んでいたので老人は通しちゃってもいいのか何かわかりませんがチョーラッキー!!楽だった上に、あれもこれも取り上げられるんじゃないかと思っていた種々の物品(M&Mとか非常食のカロリーメイトとか鳥の羽の付いたドリームキャッチャー(グランドキャニオンで購入)とか)すべてスルーです。いいんですかねえ(笑)。
シャトルバスが一人12A$(1A$=約90円)とのことなので、タクシーを選択。市内は朝のラッシュで少し混んでいましたが、20分ほどでホテルに到着。朝なのでチェックインは無理かなーと思っていたのですが、ここでも「チェックインOK(もちろんノーチャージ)」でした。ありがとう!Yホテル・シティー・サウス!!
部屋に入ってびっくり。なんとダブルベッド+二段ベッド(笑)。多分ファミリー用の部屋ってことなんでしょうね、両親がダブルベッドで、子供二人が二段ベッドで。とりあえず順番にシャワーを浴びて、地下のランドリーで洗濯をして(洗濯3$+乾燥3$)、プリペイドカードを買ってブログ更新&メールチェック。そこまでやったらもう13時になったので、急いで出動。
少し歩いてトラム(路面電車)の駅まで行き、トラムで「フィッシュマーケット」へ。サンチアゴに続いて海鮮市場にトライです。ここは市場部分と観光客用の部分が分かれているようで、お店は魚を量り売りしてくれるところと、調理したものを売ってくれるところに分かれています。寿司コーナーもありましたがやや高いのに千代田寿司よりまずそうなのでパス。そこ以外は中国系のお店がほとんどで、かなり美味しそうです。刺身コーナーは切り身がいくつか並んでいて、指を指したりだいたいこのくらい欲しいと指で長さを指示したりすると、売り子のお姉さんが刺身にスライスしてくれます。しょう油(テイクアウトの寿司屋で配る、小さい袋入りのアレ)も付いてます。私たちが購入したものは、刺身三種(サーモン、トロ、キングフィッシュという白身の地の魚)とロブスターとチャーハン(白いご飯もあったのですが、サンチアゴの失敗が後を引いてつい安全策をとりました)とイイダコのチリソース、です。味の方はというと、VERY GOOD!!ですよ。さすがは中国人です。料理だけは外しませんね。
チリの仇をオーストラリアで返して、満足したところで一応観光もしておきましょうということで、有名なオペラハウスへ。フィッシュセンターから直接行ける交通がなかったのでタクシーで移動。行く前に「がっかりな観光名所」だと聞いていたのですが、まあそれなりに、だと思いますよ。期待してなかったせいかもしれませんが。
さるころさんが時差のせいか猛烈に眠くなったということで、地下鉄に乗って宿へ。途中のコンビニで、どうせ今晩は外に出てご飯を食べる気力は残ってないでしょう、ということで晩飯用のカップ麺などを購入。
17時頃、宿に戻るやさるころさんはバタンキュー。私も撮影データを保存しつつ数度寝落ち。そのうちおなかも空いてきたのでカップ麺を山本さんと食べることに(さるころさんは起こすのも忍びないのでそのままに。結局夜中まで起きなかったみたい)。韓国製の辛ラーメンもあったのですが、二人ともあえて中国製のカップ麺をチョイスしたのですが、これがゲロまず。麺はぼそぼその上に汁と全く絡まず。もっともその汁も全然美味しく無いどころか薬品っぽい味がします。容器の何かが溶け出してんじゃないかと思うほどです。最悪です。
あまりの後味の悪さに、ビールでも飲んで寝ようと思い、近所のコンビニに買いに行ったのですが、何件か回っても売っていません。彷徨っているうちに、近くの大きいホテルの一階にあるスーベニアショップに日本語の張り紙があったので立ち寄り、そこの店員さんに聞いてみると、なんとオーストラリアのコンビニでは酒類は扱っていないことが発覚。ショック!どうしても口直しがしたかった私は、その店で売っていたきつねどん兵衛を購入して、腹はふくれていたのに無理矢理食べ、満足して22時頃就寝。
写真 オークランドの空港にあった「これは持ち込みできませんのサンプル」ショーケース。いや、これを持ち込む人は最初からいないと思いますが。動物の角がみきと言いたいのはわかりますが。
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