野田真外ブログ2008年2〜5月までの「行くぞ! 30日間世界一周」に関する日記をまとめたアーカイブスです。
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2008年4月 [世界一周・1週目]

2008.04.15 Tuesday 成田です

ちょっと早過ぎ。

2008.04.15 Tuesday 台湾に着きました

ただいま台北行きバスに乗りました。写真は隣に停まった、マッサージチェア付きの豪華バス

2008.04.16 Wednesday 台湾ですよ

というわけで、現在は台湾を既に出発して、トランジットの香港から更新しています。

昨日(4/15)の午後、無事に台湾の桃園国際空港に降り立ちました。

とにかく台湾は面白くておいしかったです!!
時間がないんで続きは後ほど。

2008.04.18 Friday 4/15日記(日本→台湾)

野田@インド・バラナシです。
ここのホテルは「インターネットがつながらないので、町のネットカフェに行ってくれ」と言われていたのですが、今何故か無線LANがつながっているので、日記をアップします。
まずは初日から。

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4/15
朝4時起きでさるころさん宅へ。夫とのお別れシーンを撮影してから成田へ。成田でJALのカウンターのお兄さんに分厚い札束みたいな世界一周チケットを渡したら「うわっ」と驚いてました(笑)。

機内では早起きの影響でぐーぐー寝て、機内食を食べて、iPodにおとしてきた「機動戦士ガンダム」を一話から視聴開始。二話の途中まで見たところで台湾到着です。

国際空港からバスで台北に移動したところまでは順調でしたが、ついたところからホテルまでの道がわからず。人に聞いてもわからず。仕方がないのでタクシーに乗ったところ予想通りワンメーターの距離でした。

ホテルに着いたら、今度はフロントで予約が取れていないと言われて真っ青に。私が中国語の予約サイトで予約を入れたのですが、帰ってきたメールがどうも「予約完了メール」ではなかったみたい。で、交渉の結果、ダブルルームなら空いていると言うことで、そこに落ち着くことに。荷物をとりあえず置いて、早速出動。

まずは台湾に来た目的である、占いのお店へ。なんとか宮(名前失念)の前にある、地下道に「占い横町」みたいなのがありまして、その中の一店がさるころさんのお目当て。なんでも知り合いが以前見てもらって、すごく良く当たったので今回もぜひ旅の前途を占っていただこう、と勇んで行ったのですが・・・その占い師さんがお休みでした(笑)。というわけで仕方なく、他の占い師さんに見ていただきました。そしてついでに私も。金運は2013年から、仕事運は50代が好調だそうな。

その後、ホテルに一度戻ってから近所のお店で夕食。小籠包その他を食べました。やっぱり本場は美味しいです。店の親父がフレンドリーに話しかけてきて、今度東京に行ったら連絡するから、とかなんとか言い出して東京の住所を書かされました。

食後、101ビルへ。現在世界一高いビルです。もうすぐできるビルに抜かれるらしいですが。

のりとしては日本の六本木ヒルズのような感じで、1-5階にはショッピングモールがあって、最上階が展望室になっています。ダンパーベイビーというマスコットキャラが結構かわいいです。

さらに、夜市へ。屋台でこってりした牛肉麺を食べて大満足。安いし。
あとは露店をひやかし。なぞのパチものアニメを発見。

23時半過ぎにホテル着。慌てて交代でシャワーを浴びて、大充電大会(ビデオのバッテリー×2、デジカメ、Mac、携帯、iPod)をセットして25時就寝。
大充実の一日でした。

最後に台湾の犬。

2008.04.18 Friday 4/16日記(台湾→インド・デリー→バラナシ)

4/16
2時間睡眠で3時起床(苦笑)。ダッシュで支度&荷造りして、チェックアウト。タクシーで桃園国際空港へ。持っている台湾元がもう少なく、タクシーのメーターが上がるたびにドキドキでしたが、ぎりぎりで到着。すいていたのでバスで来たときよりかなり早かったです。

まだチェックインカウンターがあいてなかったので、しばし休憩。無線LANは有料のものしかなくて断念。

朝が早かったのでチェックインも出国審査もスムースに終わって、キャセイパシフィック便で香港へ。機内では全員爆睡。簡単な朝食が出ました。

香港に到着。乗り換え時間は2時間。道に迷ったりして、ゲートに到着したのは45分前。ここは無線LANが使えたので、大急ぎでメール受信とブログ更新。再び慌ただしくキャセイパシフィック便へ搭乗。この便はすいていたので、3人ばらばらに座れました。しかも、日本人のアテンダントさんがたまたま搭乗していて、いろいろ日本語で案内してくれてラッキーでした。ちょっとだけ立ち話して、世界一周中だと話すとまた驚かれました。まだ結構珍しいみたいですね。当たり前か。
機内では、日本から持ち越してきた宿題(テープ起こし原稿のまとめ)を黙々とやって、眠くなったら寝て、起きたらまた原稿、PCの電池が切れかかる頃にやっと完成。といっても、多分手直しが必要ですけどね。
そうこうしているうちにデリー到着。そしてここで私を襲った悲劇とは!?

飛行機がボーディングブリッジに着いて、さあ降りるぞと待っているとき、機内の英語放送が。何を言っているのかはよくわからないのに、「マコトノダ」と私の名前を呼んでいるじゃありませんか!!
えっなに!? 何か私悪いことしましたか??
おそるおそる飛行機を降りて私を係の人が待っていました。ボードにも私の名前が(写真/しかも名前が間違ってるし(笑))。

話を聞いてみると「あんたの荷物はデリーに届いていません」とな。

これが噂に聞いた、ロストバゲージ!!

確率的に言ってこの度の間に誰かが遭遇するはずだよねー、なんて冗談を出発前に言っていたのですが、ここで私が早速遭遇してしまいました(笑)。いやホントはすごくおろおろしてたんですよ、私。だってこれから国内線に乗り換えなくちゃいけないんですから。2時間後には出発ですよ!!ただでさえ時間がないのに、ホントにもう。
大急ぎで入国審査(早かったけど態度が尊大で嫌な感じ)を済ませ、ロストの手続。なくなった荷物の特徴とか中身とか値段とか聞かれました。そしてインドでの連絡先を告げて、先方の連絡先を聞いて終了。かなりスムースでした。

後で聞いた話では、普通のロストバゲージは荷物受け取り場でいつまでたっても出てこなくて途方に暮れて、係が調べて、ロストバゲージとなるので、それに比べたら異常に早い、とのこと。そういやそうですな。それに、飛行機を降りるより早くロストバゲージが判明しているってことは・・・台湾か香港で積み忘れたに違いない!!
「これ、残ってるけどいいのかなー?」
「あー、忘れもんじゃねー?」
「あーあ、一応連絡しとくか」
みたいな感じだったに違いない!!ガッデム!!

それはともかく、手続きが終わった以上長居は無用とばかりに国内線を目指したのですが、バスで20分かかる上、さっき出たばかりでしばらくこないとか言われてしまいました。仕方ないのでタクシーに乗りたいというと、満面の笑みで「俺が何とかしてやるから着いてこい」とかなんとか言われて、着いて行き、荷物をどんどん積まれて発車。
そして実はもうこの時には手遅れだったのです。。。
インドのタクシーは、料金メーターがなく、事前交渉制、つまり乗る前に「どこに行きたい」「だったらいくらよこせ」と交渉してから乗らなくてはいけないのです。こんな風に交渉しないで乗ると、当然のようにふっかけられて、拒否するためにはその場で降りなくてはいけません。こんなところで降ろされてもどうしようもありませんから、もはや我々の負けは確定。あとできることは、少しでも料金を下げることくらい。
予想したとおり、敵は2800ルピー(約7000円!!)もふっかけてきました。たかだか20分の距離ですよ。おそるべしインド。なんとか2000ルピーに負けさせましたが完全に敗北です。。。orzロストバゲージに続いてダブルパンチです。

しかしこんなことでめげてはいられません。多分、これがインドなのです。

国内線に到着して、ネットで予約したチケットをゲット(これもかなり不安だったのですが、ネット予約が普及しているみたいでみんなプリントアウトした紙で手続きしていました)。作りかけみたいなぼろぼろの手荷物検査ゲートを通過して、なんとか間に合いました。
しかし、こんなに苦労して到着したにもかかわらず1時間の遅延でしたが(笑)。
待っている間に、山形からきたという老夫婦と一緒になってしばらくお話。

飛行機はスパイスジェットという、インドっぽい名前で、格安航空会社のようでした。バラナシ便は満員。1時間ちょっとのフライトでやっとバラナシに到着です。
そして再びタクシー交渉。今度は負けないように、タクシーが何台かいるところで交渉開始(複数いるところで競争させて、売り手市場にする作戦です)。ホテルまで450とか500とか言っているので、400と言うと一人がOKのサイン、他の運ちゃんたちは「えーっ」という顔でそいつを見ていましたが、400で決定。
ちなみに、これでもパブリックなタクシーで、交渉決定後、窓口に連れて行かれてその場で支払って領収書ももらえます(税金とか言われて450弱取られましたが)。

荷物を積み込んで出発。なぜか運転手以外にもう一人乗ってます。友達か何かかと思っていたら、町に入ったところで誰かを見かけて、さらにもう一人乗り込んできます。どこが公式タクシーなんだか。
後から乗ってきたおじさんは片言の日本語を使って親しげにこちらに話しかけてきます。
実はこの人は営業マンで、明日一日タクシーでガイドをしてやるぞ、という交渉なのですよ(笑)。最初に乗っていたあんちゃんは途中で降りてしまいました。どうやら選手交代と言うことだったみたいです。
「今日はガンガー(ガンジス川のことを地元の人はガンガーといいます)でお祭りがあるから案内してやる、おまえたちはいいものが見られてラッキーだ。晩飯も俺が紹介してやるから心配するな。明日も夜明けのガンガーを案内して、市内観光をして、食事も案内する。どうだ?」とかそんなことを言ってます。
「You Happy, I Happy」(おまえも幸せになるし、俺も幸せになれる)
まあそういう考え方もあるけどさ・・・と言っている間にホテルに到着。チェックインしていると営業マンはまだ着いてきています。
ホテルのフロントに「今日はお祭りをやっているの?」と聞いたところ「毎晩やっている」とのこと(笑)。というわけで、営業マンにはお帰りいただきましたよ。

部屋にようやく着いたら、今度は「チップちょうだい」攻撃です。インドの人は強いです。くじけぬ心を持っています。こっちは渡す気がないので背中を向けて無視していても動きません、帰りません。しぶしぶチップを渡すまで。
しかもチップを渡そうにも、まだ小銭がないんですよ。空港で両替したときも「小さいのがない」とか言われて100ルピーしか持っていません。ホントは10ルピー(25円)も渡せば十分なのに、仕方なく1ドル札を渡すしかありません。
恐るべしインド。

疲れ果てた私たちは、外で店を探して食べる気力も体力もなく、ちょっと高めでもいいからとホテルのレストランをチョイス。タンドリーチキンもインドビールもカレーもそこそこ美味しかったのでちょっとほっとしつつ、ぬるい風呂に入って倒れ込むように就寝。PCをつけっぱなしで。

最後にインド名物・野良牛の写真をどうぞ。


2008.04.19 Saturday ヨーロッパへGO!

ただいまデリーからヘルシンキで乗り換え中です。

インドはいろいろありました。
ありすぎてもう、何が何だか。良くも悪くもカオスな国でありました。
精神性みたいなのが日本とは正反対なので、そのことにさえ気をつけていれば
なかなか楽しい国だと思いました。
ご飯も美味しいです。おなかも壊しませんでしたよ。

とにかく、ラッシー(ヨーグルト)がめちゃめちゃ美味い!!
美味すぎです。

あと、当初の予定にはなかったのですが
ガンガー(ガンジス川)で沐浴しましたよ!
くさいとか汚いとかばっちいとか思われている河ですが
案外きれいでしたよ。
むしろ隅田川や道頓堀川に比べたらよっぽどましな感じ。
死体は浮いてましたけどね(毒)。

というわけでアジア編は終了。
つづいてヨーロッパ編に突入です。

最後に美しいガンガーの夜明けをどうぞ。

2008.04.21 Monday ロストバケージの顛末

現在、フランクフルトです。
あすはフランスへ向けて出発ですが、日記が追いつきません(笑)。
とりあえず、ロストバゲージ事件の顛末を。

 

バラナシの空港から予定通りにデリーへ移動。今度はだまされないぞ、とシャトルバスを探したら、なんと空港の中に案内されました。到着ゲートの隣からバスが出ていてそれに乗れと言われました。私たちが乗り込んだところで出発。バスは空港ら敷地内を延々と走り、走り、走って・・・そのまま国際空港。しかも無料。

チクショー!!
無料バスがあるんじゃん!!

二日前にぼられた怒りが倍増しましたよ(怒)!!
皆さんもデリーで国内線に乗り換えるときは、時間に余裕を持っていきましょうね、という教訓を、身銭を切って示した我々でした。

そして、そもそも時間が足りなくなった元凶となった、ロストバゲージを回収するためにキャセイパシフィックのオフィスへ。実は前日の昼間にホテルに見つかったとの電話があり、バラナシのホテルに送ると入れ違いになりそうなのでデリーの国際空港で回収する約束になっていたのです。つーことで、空港係員に聞いていって見ると。。。

オフィスに誰もいないし。
鍵がかかってるし。
夕方に取りに行くって言ったじゃん!!

空港係員に聞いてみると「彼らは夕方の便がないので17時半に全員帰った」だと!
まだ17時35分なのに5分が待てないのかよ!!!!!!!!

と大激怒する私。罪のない空港係員に日本語混じりでまくし立てます。するとそこへたまたま、別の係員がやってきて「キャセイの連中なら、深夜便があるから20時になったら戻ってくるよ」とのお言葉。それを待つしかなくなってしまいました。
仕方なく、空港の待合室で時間をつぶして20時に戻ってみると、ホントにいましたよ。受付の兄ちゃんに、書類を突きつけたところ、ニコニコしながら「あれか?」とオフィスの中を指さします。そこには私のスーツケースが!!ようやくの再会です。「母を訪ねて三千里」のマルコの気持ちが今は痛いほどわかる私です。
書類を書いて、受け取りにサインをして、ようやく回収。ちなみに兄ちゃんが500rpをくれました。「お詫び」ってことなんでしょうな。ていうか、このタイミングでもらってももう使う暇もないんだけどな!!
ちなみに私以外に、二つ荷物が置いてありましたよ。どんだけロスとしてるんだよ>キャセイ。あとインドオフィスの人間の教育をもっとやっといてね!!張り紙くらいできるでしょうに。我々のフライトが20時前だったらどうするつもりだったのやら。。。

もういいっす。インド人は信用できません。

というわけで、500rp空港ロビーでヤケ酒ビールを飲んで、深夜1時にヘルシンキへ出発。

2008.04.23 Wednesday ドイツは雨

4/19
早朝、フィンランドのヘルシンキ空港に到着。トランジットなのですが、ここで入国審査を受けます。EU圏内は国を移動しても入国審査がないので、最初に入った国でやるということみたいです。
ヘルシンキの入国審査はこれまでで一番まともでした。まともというか、今までが「えー、こんなんでいいの?」というくらいいい加減だっただけですが。ただ、金属探知機を何故か使用しないため、係の人に脇とか腕とか尻とかさわり放題さわられてくすぐったかったです。
無線LANが有料だったので、60分@5ユーロで使ってみました。ログインがうまくできず焦りましたが、なんとか日記その他更新。それとちょうど日本では土曜の午後だったので自宅に電話してみたところ、妻しかいませんでした。

 ヘルシンキの空港には日本語の案内表示がありました 。

ヘルシンキからの機内では、うしろの席の子供グループがうるさくて閉口。しまいにゃ椅子に付いている台をガタガタさせ始めたので、後ろを向いて日本語で「う・る・さ・い」とお説教したら、何を言ってるのかわからずきょんとしていましたが、とりあえず静かにはなりました。気合いの勝利。

フランクフルト到着。空港は入国審査がないのであっという間に通過。荷物も無事(笑)。さるころさんの空手一門の先輩で、フランクフルトで道場をやっているIさんが出迎えてくれました。
とりあえず、電車で道場方面へ移動。ドイツの電車には改札がありません。切符には「片道」「区間一日乗り放題」「グループ(5人まで)区間一日乗り放題」などの種類があります。電車に乗っているとたまーに検札がくるそうで、その時に切符を持ってないと、紛失等の理由の如何を問わず40ユーロの罰金だそうで。ちなみに二日間ドイツにいて一度も検札には会いませんでしたが。ドイツは電車網がものすごく整備されているので、だいたい行きたいところへは電車で移動可能なのですが、その分路線図がちょー複雑。ドイツ語が読めないことと相まって自分がどこにいるのか、行きたい場所がどの路線にあるのか、さっぱりわかりません。やっと探し当てても、それが何番線から乗るのか、乗り換えはどうするのかもわかりにくい。駅の案内表示も少なく、どっちから電車がくるのかすらもよくわかりません。さらに、人に聞こうにも駅員がほとんどいないんですよ。改札もないくらいですから。にっちもさっちもな感じです。
我々はIさんに案内してもらってスムースに道場に到着。ホントはちょっと休みたいところですが、弾丸ツアーの厳しさで、荷物を置いて即出動です(涙)。
ドイツは雨、しかも寒い!! まだ春になってない感じです。とりあえず近所のケバブ屋さんでランチ。最近ドイツではトルコ系の人が多くて、ケバブがはやっているそうです。
路面電車に乗って市の中心部へ。

ぶらぶら歩きながら、名所を見たり、本場のプレッツェルを食べたり、市場へ行ったり、おみやげを買ったり。帰りにスーパーマーケットで食料を買い込んで、本日の晩ご飯は自炊です。

本場のソーセージをつまみに、いろんな種類のビールを飲み比べ。うーんさすがに本場のビールは違いますな。って、酔っちゃったら違いなんかどうでも良くなっているわけですが。
ネットがあるのでブログを更新とかしていたら、なんとなく夜が遅くなってしまいました。ていうか、日が長いので日本の感覚でいるとずれてきますね。9時くらいでようやく暗くなる感じなので、うっかりしているとあっという間に12時です。それでもインド編を書き上げて就寝。男チームは道場に寝袋で雑魚寝ですよ。

2008.04.25 Friday とうとうダウン

4/20
7時前に夜明けとともに起床。眠りが浅い感じなのは、時差ぼけのせいか、道場の堅い床(板張りの上に硬質マット)のせいか(笑)。簡単な朝食(前夜の残り物をパンに挟んでサンドイッチ)をすませてから出動。

電車に乗って、メルヘン街道を目指します。
メルヘン街道の入り口、ハーナウ到着。ここにグリム兄弟の生家があったということで、銅像が建てられています。しかし、駅前にはなーんもなし。しかも日曜なのでお店もほとんど閉まってます。リサーチもあまりしてなかったのですが、さるころさんの「野生のカン」を頼りに歩き始めます。日曜の朝なので、ミサが行われているのかあちこちから鐘の音が聞こえる中をてくてく歩いていきます。何の変哲もない、ただの住宅街の中を歩いている日本人3人。しかし、20分ほど歩いて、なんとホントにグリムの銅像に到着。すげえぜさるちゃん。
これに気をよくした我々は、さらに足を伸ばして、「魔女の塔」があるゲルンハウゼンを目指すことに。ところがどの電車に乗ったらいいのかよくわかりません。いや、ホントに路線図がわかりにくいんですよ。尋ねようにも駅員はいないし、しかもハーナウはちょうど分岐の駅のため、ホームがいくつかあって、ちんぷんかんぷんです。
それでもさるころさんがなんとか路線図を解読して「これに違いない」という電車に飛び乗りました。編成は短いのですが新型の車両でちょっと得した気分。だったのですが、2〜3駅過ぎた時点でどうやら路線を間違えたらしいことが判明。たまたま乗り合わせたドイツ人の兄ちゃんに聞いても「こっちじゃない」とのこと。がーーーん!!ハーナウに戻って乗り換えるには時間が足りないため、泣く泣く帰途につく我々。いったい何のためにこんなところまで来たのかねえ(笑)。

フランクフルトの中心部に出てみても、やっぱりお店はほとんど閉まっていて閑散としています。徹底してます、ドイツ。チェーン系のパン屋で遅めの昼食を食べて、道場に戻りました。

そして3時からの稽古に参加。これがまた半端じゃないハードさで、準備運動と基本動作の時点でもうへろへろ。胃の中に暑いものがこみ上げてきます。なんとか2時間の稽古を終えた時点でもう限界寸前。ばったり倒れるとふらふらになってしまい、さらに胃のむかむかがマックスに。耐えられなくて寝込んでしまいました。さるころさんたちは近所のレストランに食事に行っても、私は一人でうんうんうなってました。食事から帰ってきて、薬をもらって飲んだところ、のどが渇いているのがわかったので水を大量に飲んだらちょっと楽になりました。どうやら脱水症状だったみたいです。
ちょっと復活したところで、シャワーを浴びて、さるころさんに筋肉痛予防のマッサージ(これがまたすごくうまいんですよ)をしてもらって、就寝。

2008.04.25 Friday なんとか復活

4/21
7時起床。胃のむかむかはそれなりに収まったかな?という感じです。

出発の準備をして、9時半過ぎにスーツケースを置いて出動。まずは駅に行って、パリ行きの切符を購入。続いてデパートへ。フランクフルトの空港で山本さんのスーツケースの足が一つ壊れてしまったので、思い切って買い換えることに。ドイツは消費税が19%とかかかるらしいのですが、高額商品だと手続きをすれば返ってくるそうで。
購入後、一度道場に戻って、荷物の詰め替え。三日間お世話になったIさんにお別れをしてフランクフルト中央駅へ。ここからは鉄路での移動となります。私はTGVかと思っていたのですが、実際にはICE(Inter City Express)という、ドイツの超特急でした。乗り心地はなかなかで、振動も騒音も日本の新幹線に近い感じでした。
13時01分発。車内では、私と山本さんはがっつり睡眠。さるころさんはたまっている日記を書き続けていました。16時50分、パリ到着。

さるころさんは8年前にパリに来たことがあるとのことで、地下鉄の乗り方も実にスムース。さくっと回数券を購入してどんどん進んでいきます。私はといえば自動改札に荷物が挟まれて立ち往生。。。パリの地下鉄は、エスカレーターやエレベーターがほとんどなく、重いスーツケースを抱えた旅人にはちょっと不親切。その点ドイツはどこの駅にも必ずエスカレーターが地上まで付いていたのに(壊れて止まったまま放置されているエスカレーターもありましたが)。
すんなりとホテルのある駅についてチェックイン。ツインルームにエキストラベッドを入れたぎっちぎちのトリプルですが、今回初めてのまともなホテルかも(笑)。お湯もちゃんと出ますよ。ただ、無線LANの電波が弱くて部屋では使えないのがちょっと困りましたが。
とりあえずの荷ほどきをして、ちょっと休憩をしてから、食事を取るために外出。適当に入ったお店で、おすすめメニューを注文。チーズとトマトのサラダ、牛肉のステーキとエビの揚げたやつが乗っかったご飯(チャーハンではない)。私は本調子じゃないくせに、やはりフランスに来たのであれば飲まずばなるまいと赤ワインを注文しましたよ!!さすが本場は安くてうまいですなー。
酔っぱらってふらふらと宿に戻って、順番に風呂に入って、順番に沈没。

2008.04.25 Friday パリ彷徨

4/22
8時起床。ホテルの朝飯はブッフェスタイル。出発後一週間過ぎて、なんと初のホテル飯ですよ(笑)。

10時前に出動。メトロの一日券を買ってうろうろするという話もあったんですが、結局歩いて回ろうと言うことに。まずはホテルから歩いて凱旋門へ。うわー、でかいなー。と何のひねりもない感想です(笑)。
凱旋門の中に入れるらしいのですが、結構入場料が高かったのであっさり断念。シャンゼリゼ通りをてくてくと歩きながら、土産物屋をひやかしたり。それにしても、パリは右を向いても左を向いても歴史的な建造物ばかり。確かにすごいんですが、ある意味飽きます(笑)。もうおなかいっぱいですよ。でも凱旋門から遠くを見ると、近代的な建物が建ち並ぶ一角が見えます。どうやら開発をしていい区域としてはいけない区域に分かれているみたい(要確認)。近代化規制区域(勝手に命名)は、どうやら建物の一階部分以外は外観を変えちゃいけないみたいです。

それにしてもユーロの高いこと。途中で山本さんがユーロが足りなくなったので両替屋さんで10000円をユーロにしたのですが、50ユーロに届かなかったんですよ!固定手数料が3ユーロちょっと取られた上に、9.8%も抜かれているので、換金レートとして表示されているのは174円位なんですが、実質は200円以上(涙)。ひどいなー。恐るべしパリ。
ルーブル美術館も外観だけで通過。広すぎてちょろっと見学するというわけにもいかないのです。さらに歩いてセーヌ川へ。見ると遊覧船ががんがん走ってます。川映像の第一人者にして川萌え男である私の血がうずくじゃないですか!というわけでわがままを言わせてもらって、映画で有名なポンヌフ橋のたもとから遊覧船に乗車。やや風が肌寒かったものの、たっぷりと堪能させていただきましたよ!が、その間さるころさんをほったらかしにしていたため、後でこっぴどくしかられました・・・orzすんまそん。
さらに「地球の歩き方」に乗っていたというユダヤ人街の名物料理・ファラフェルを求めて歩き続けます。ちょっと裏通りなので迷いましたが何とか到達してみると・・・お休み(笑)。仕方がないのでその向かいにある別のお店で食べることにしたのですが、そこのお店は「材料が品切れ」とのことでファラフェルは無し。さらい探してようやく売っているお店を発見。ピタパンの中にサラダとひよこ豆のコロッケ(肉の代理)と揚げナスを入れたもので、ベジタリアンに大人気だそうで。肉食いの私にはややもの足りませんでしたが、美味しかったですよ。
近所のカフェへ。そこでさっきの遊覧船でのことをさるころさんに叱られる。ううう、反省してます。。。

さすがに疲れたので地下鉄に乗って、少し中心部からはずれた方へ移動。さるころさんのフランス人の知り合いに教えてもらったという、ある本屋さんにさるころさんの絵本の営業に。本は置いてもらえそうな感じでしたが、お店自体が若干特殊な趣味の本屋さんだったので、客層とかみ合うのかなーとは思いました。なみに日本語漫画の英語版として、「ワールドイズマイン」「同じ月を見ている」が売られていましたよ。
疲れ果てて宿に戻ります。さっきファラフェルを食べたのが遅かったのと、疲れ果てているのとで、夕食はなしの方向で。

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