野田真外ブログ2008年2〜5月までの「行くぞ! 30日間世界一周」に関する日記をまとめたアーカイブスです。
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2008年5月 [世界一周・3週目]

2008.05.04 Sunday 5/1日記(ラスベガス→グランドキャニオン)

5/1
3時15分起床で、支度をしてチェックアウト。ツアー集合場所に向かいますが、ツアー会社から届いた館内地図が古く、店の名前などが全く違っていて焦りました。なにしろ広いので、間違えたらリカバーするのに時間がかかるのです。それでもなんとかたどり着いて、迎えのバンに搭乗。別の場所で大型バスに乗り換え、1時間ほど乗ってラスベガス郊外の空港(名前失念)に到着。今日はセスナ機なので、大きなスーツケースはここで預かってもらって、貴重品&一泊分の荷物だけを持って約20人乗りのセスナ機に乗ります。
途中、フーバーダム上空などを経由しながら、1時間ほどでグランドキャニオンの空港に到着。バスに乗って近くのホテル?に移動してブッフェの朝食。まあまあ美味しかったです。
続いて観光がスタート。最初にマザーポイント、続いて無頼とエンジェルポイントに行って眺めを堪能した後、他のメンバーはIMAXシアターでグランドキャニオンの映画を見るのですが(ちょっと見たかった気も)我々は別行動で、デザートビューポイントと言うところに向かいます。ちなみに、ツアーは映画を見た後、日帰り組はそのまま空港に戻ってラスベガスへ、我々と同じ泊まり組は夕方まで自由行動となります。

デザートビューポイントは、グランドキャニオンの一番東にあって、ラスベガスから行くツアーには遠いため通常のツアーには組み込まれていません。なので我々はタクシーを呼んで向かいます(タクシーの運ちゃんがちょっと怖かったです)。40分ほどで到着。お目当てのウォッチタワーに向かいます。
お目当てというのはこれです。

この写真は私が写ってますが、実際にはさるころさんが、この絵を見たいがために、この2ショット写真を撮りたいがために、わざわざこんなところ(笑)まで来たのでした。さるころさんも大満足のようでばしばし写真を撮ってました。肝心の景色はほとんど見てないようでしたが(笑)。
ちなみにこんな感じでした。

続いて買い物。あのキャラクター(太陽神らしいです)のグッズを探したのですがあまりなく、それでもいくつか発見したものを買い漁るさるころさん(笑)。満足そうです。昼食は、売店の軽食コーナーで。ホットドッグは、まあ言わぬが花のお味でした。そして20年ぶりにチェリーコークを飲みましたよ。
満足したので集合場所に戻ろう、ということで早めにタクシーを呼んだのですが、30分かかるとのこと。まあ後2時間あるし、1時間かかってもまだ余裕があるね、なんてのんびりしていたのですが待てど暮らせどタクシー来たらず。40分を過ぎた頃からさすがに焦り始め、タクシー会社に聞いても「もう近くです」しか言わないし、こりゃ最悪ヒッチハイクか?もしくは野宿か?番組的にはおいしいぞ、とか言っていると電話してから60分後にタクシー到着。運転手のおばちゃんはいい人で、ビューポイントにさしかかるたびに教えてくれて、スピードを落としてくれるので大変焦りましたが、集合場所には10分前に着きました。
そこでホテルの鍵を受け取り、16時過ぎにチェックイン。ロッジタイプのイイ感じのホテルです。
予約時に(高いので)3人部屋を頼んだところ「エキストラベッドはないけどそれでもいいか」と言われてしぶしぶ二部屋にしたのに(合計の差額100ドル以上)、部屋の目の前にエキストラベッドか!!あるんじゃん(怒)。帰ったら文句を言わねば。
18時集合でサンセットツアーに出発。我々と同じツアーでもう一組日本人カップルが来ていたのですが、彼らがまだ来ていないのにバスの運転手は18時ジャストでさっさと出発。呼びに行くとかそういうこと一切なしの容赦なし!我々も3分前だったので危ないとこでした。こえー。
サンセットはきれいだったのですが、チョー寒い!計ってみたら5度くらい。風も吹いてビデオを持つ手が切れそうです。いい加減我慢の限界で(おいて行かれたら困るし)早めに切り上げてバスへ帰還。

その後、ホテルのレストランで食事。味は(以下略)。食後に売店を見ていると、日本人カップル(持田さんご夫妻。新婚旅行中でした)にばったり。疲れてついさっきまで寝ていたとのこと。タッチの差とかじゃなくて良かった、と変に安心。
外に出たら、まさに満天の星空。目の悪い私でもものすごい数の星が見えます。周りに明かりが少ない上に高地なので、それはそれはきれいでした。写真やビデオでお見せできないのが残念です。
部屋に戻って、洗濯をして、アイロンをかけて暖房で強制的に乾かして就寝。

自分撮りの顔が変なのは、ただいま研究中です。普通に撮ると怒ってるし、笑うと変だし、もう何がなにやら・・・・(鬱)

2008.05.05 Monday イースター島

野田@イースター島です。

ただいま、「居酒屋甲太郎」の無料ネットから更新中です。
これから「モアイ寿司」を食べます。

2008.05.08 Thursday チリ

ただいまサンチアゴからシドニーに向かう機内です。
イースター島から更新できなかったので離陸までの時間で慌てて更新です。

モアイはすごくよかったです!いつか家族と一緒にもう一度きたいなあ。
モアイもたくさん買ってしまいました。帰るまで壊れませんように。

そしてサンチアゴではチリワインで泥酔!

これからシドニーまで18時間のフライトです。

2008.04.27 Sunday 4/25日記(グラストンベリー→ヒースロー→カイロ)

5/2
6時起床。気温4度。寒っっ!荷造りは少ないのであっという間に終わり、近所をぶらぶらして、バスに乗車。また持田さん夫妻が来ていなかったので、集合10分前だけど呼びに行くと、ちょうど出てくるところでした。7時30分バス出発。空港でまたお土産など漁り、チケットをもらって飛行機へ。昨日と同じ飛行機の方へ行こうとすると、そっちじゃないと言われ、さらに小さい飛行機の方へ連れて行かれます。定員8名。また一緒になった持田さんが「エスティマより狭い」と言ってましたが本当です。普通に座って天井に頭がつくもん(笑)。揺れは今回もさほどではありませんでしたが、着陸直前にちょっと揺れたので怖かったっす。さるころさんはなんともないどころか「楽しかった」んだそうで。

空港について、飛行機を降りて建物の方に歩いていると、建物の外にぽつんと一つのスーツケースが置いてあります。って、私のスーツケースじゃん!! グランドキャニオンに出発するときに預けていったはずなのに、なんで外に放置!?(怒)なぜに? WHY??

周りの人たちはげらげら笑っていますが、もうなんでこんなに荷物の神様は私のところばかりにやってくるのか。。。ま、何はともあれ無事で何よりと思うことにします。
ロビーで持田さんたちと話をしながら、送りのバスを待っていたのですが、なかなか来ません。40分ほど経って誰かに聞いてみようと思い、窓口の人に聞いてみると、そこが受付でした(笑)。ていうか、飛行機で着く時間なんかわかってるし、目の前で我々が出てきてるんだからそっちから声かけろよ(ていうのはこの国じゃ通用しないんでしょうね)。

バスに乗って再びのラスベガスへ。今度はダウンタウンのホテルにしたので、ホテル街に宿をとられている持田さんご夫妻とお別れ(埼玉県の本庄で居酒屋をやっているそうです)。ホテルの名前はその名も「カリフォルニア」(笑)。ラスベガスなのにカリフォルニア。しかもこのホテルはどういう理由か知りませんがハワイの日系人たちに人気があるとかで、中はハワイアンという、謎の多国籍ホテルです。
チェックインは15時からですが、11時頃行ってノーチャージでアーリーチェックインにしてくれました。ありがとう!いいホテルだカリフォルニア!
そして、我々がここを選んだ理由は、あるサイトで「和食ファストフードレストラン」があるという情報をキャッチしたからです。というわけで、朝食を食べていない我々は荷物を置いてすぐに早速出動。その店は二階の奥の方にありましたが、最初は「ハワイアン」という店名のためによくわかりませんでした。さるころさんは「テリヤキプレート」、スパムおにぎりがなかなかおいしそう。たくあんも「フツーの味」で、全体的には「オリジン弁当レベル」(さるころ談/もちろんほめ言葉)。
私はビーフボールライスをチョイス。「確実に牛丼ではないけど牛丼的な何か」を想像していたのですが、出てきたのは白ご飯の上にテリヤキビーフがごそっとのったもの。野菜っけ0です。まずくはないのですが、ちょっと甘い上にさすがに味が単調で三分の一くらいで飽きそうな代物です。私はキムチをサイドオーダーしていたのですが、これがナイスチョイス。キムチは日本の東急ストアで売ってるレベルのもので、フツーにおいしく、甘めのテリヤキソースにあいましたよ。
山本さんはフライドサイミン。サイミンとはハワイの人たちが食べる麺のことで、普通は汁麺ですが、フライドなので焼きそばでした。なぜかセロリが山のように入ってました。

この日の予定は基本的に移動のみの「準オフ日」。腹が満たされた私たちは、買い漁ったお土産(さるころさん)や必要以上に持ってきてしまった機材(野田)などを日本に送るために郵便局へ。箱を買って荷物を詰めていると、謎のアメリカ人・ジョーがさるころさんに話しかけてきました。とても日本語がうまく、さるころさんの荷造りまで手伝ってくれる親切さん。日本語は独学とのことで「どうやって勉強したの?」「日本の歌です」「どんな歌?」「中島みゆき」と意表を突く回答。しかも最近の歌かと思ったら「わかれうた」とか渋いチョイス。さるころさんが知らないというので、何故か私が歌う羽目に。ラスベガスのダウンタウンの郵便局でカメラを回しながらアメリカ人と中島みゆきの「わかれうた」を歌う日本人、それは私。「道に倒れて誰かの名をー、呼び続けたことがありますかー」
ちなみに、不要となったDVD-R150枚を詰め込んだ私の荷物の送料は81ドルでした。

その後ダウンタウンを散策。ふらりと寄ったインディアンのおみやげ屋で、ついに「さるころそっくりさんフィギュア」を発見!値段も28ドルとお手軽だったので、さるころさん、悩みながらもうっかり購入(笑)。
部屋に戻って洗濯、アイロンがけをして干して。少し昼寝。晩ご飯は別のお店で、またもファストフード系日本食。さるころさんはサイミン。味は駅の安っぽい日本そば風でまあまあ、毒々しい赤の焼き豚とねぎとなるとがのっています。

私はチキンカツ。何故かみじん切りとなってキャベツとマカロニサラダが付け合わせ。嬉しいことに「カゴメトンカツソース」が完備してあったのでどばどばかけて食べました。かなりフツーでうまかったです。私は普段から使わないので問題ないのですが、和からしが無いのが難点ですかね。

食後、せっかくラスベガスに来たんだし、ということでスロットマシンに挑戦。私は10ドルつっこんで、一時的に6ドルほど買っていたのですが、その分をはき出したところ辺りで撤収。
その後は部屋で日記を書いてブログを更新し、荷造りをして24時頃就寝。

2008.05.09 Friday 5/3+4日記(ラスベガス→ロサンゼルス→サンチアゴ→イースター島)

5/3+5/4
8時起床。荷造りしたり、だらだらしたりして10時チェックアウト。タクシーで空港へ。
この日の山場はロスでの乗り換え。国内線→国際線の乗り換えにもかかわらず、ほぼ2時間。ロスの空港はかなり大きいので、万一移動をミスったりした場合、致命傷になるかもしれません。とりあえずチェックインしてみると、スーツケースのタグシールはイースター島までのものが付きました。カウンターのおばちゃんも「途中でピックアップしなくても大丈夫」と言ってくれましたし、乗り換え分すべてのチェックインもやってくれたので、まずは一安心(チェックインさえ済ませておけば、飛行機はぎりぎりまで待ってくれるので)です。

チェックインを済ませて、空港のバーガーキングで朝食兼昼食。15年前にアメリカに来たときは「大きすぎて食べきれない」という印象でしたが、現在は普通に大きいという程度ですね。
ラスベガス→ロサンゼルス便はかなり小さい機体でした。ロスの空港に着いたら歩いて建物まで行きましたし、荷物は建物に行くまでの間の通路に置いてあってそれを自分でピックアップしてました。どうも長距離移動で使う人は少ないという設定の路線のようです。
ロスの空港で、まずは国内線から国際線への移動です。internationalの乗り換えの表示が見あたらず、動きながら人に聞きつつ、少しずつ進んでいきます。荷物はピックアップしなくてもいいことを確認しつつ、ターミナルの出口まで来ると外に出なさいと言われ、出てみると国際線ターミナルは隣で、徒歩での移動でした。ヒースローやダラスの様にターミナルが離れていて電車かバスでの移動を想像していたので拍子抜けです。国際線ターミナルに到着しても、出国審査は特になく、あっという間にゲートに到着してしまいむしろ時間が余ってしまいました。

チリへはラン航空での移動です。機内は広くて心なしか席の間隔もちょっと広いかも。液晶モニタの画面や機内誌のちょっとしたデザインがちょいとおしゃれでさるころさんが感心しています。
今回は南北の移動なので時差はほとんどありませんが、さすがに移動距離は長く、約10時間のフライト。機内のお供は最初はさるころさんが持ってきた「水曜どうでしょう」。その後は「エウレカ7」第二クール。鬱々とした展開で気が滅入ってきました。

ラン航空の機内で日付が変わりました。何気に今回初の機中泊です。インド→ヘルシンキがそれに近かったのですが、フライトは0時を過ぎていたので、厳密には今回が初めてです。

サンチアゴには早朝6時頃到着。今度は国際線→国内線の乗り換えです、同じラン航空なので、逆に荷物のピックアップはないものと思っていたのに、空港のおばちゃんに呼び止められて荷物をピックアップしろと言われたのでバゲージクレームに行ってみると確かに回ってきました。危ない危ない。
日の出を見ながらイースター島行きの便に搭乗。イースター島までは実はかなり遠くて、5時間40分のフライトです。しかも結構人気路線で、今回予約を入れるのに一番苦労した路線でもあります。機体もロスからの便と同じ、かなり大きい機体です。ゴールデンウィークと言うこともあってか日本人の姿もちらほら。

時差もあって午前中にイースター島着。サンチアゴにもここにも、バゲージクレームに犬がいます。多分麻薬捜査犬だと思います。南米だけに麻薬の移動が多いのでしょう、持ち込まれる荷物にも敏感なようです。
イースター島の空港にはホテルの客引きが多いと聞いていたので、あえて予約を入れずに現地交渉にしてみました。さるころさんもがんばりましたが、やはり交渉ごとは苦手のようで、やや及び腰。それでもなんとか、別の日本人がそこに決めたのを見たからか、ある一軒の宿に決定。ところが、空港を出たところでその人たち(大阪の上島さんご夫妻。これまた新婚旅行)に聞いてみたところ、値段交渉して私たちよりかなり安い値段で決まったことが発覚。料金交渉するという選択肢が抜けていたさるころさんがへこんでしまいました(苦笑)。とりあえず宿に移動し、私も出馬して再度の値下げ交渉。すったもんだの挙げ句に何とか下げてもらいましたとさ。

というわけで、ちょっと一休みしてから、町歩きをぶらぶらと。夜に行く予定の店を探しつつ(ネットの情報がすごく曖昧でかなり迷いました)買い物したり(日曜なので店が少ししか開いてません)お茶したり、お茶しながらさるころさんとケンカしたり(笑)。いやたいした内容じゃないので大丈夫ですヨ。

土産物屋をひやかしつつ宿に戻り、少し休んでから夕食へ。お店はさるころさんの情報により、日本食の「居酒屋甲太郎」へ。ここは大阪で12年修行したというフランシスコザビエルさん(本当)がやっているお店で、無線ランが使い放題(笑)。名物は「モアイ寿司」ということで行かない手はありますまい。
行ってみると、狭い店内には結構人が入っていて、我々が最後のテーブルを占領した後もお客が来て、相席になっているところもありました。注文してからしばらくして、同宿の上島さんご夫妻も合流。
イースター島はトロが美味いという話を聞いていたのですが、残念ながらトロはありませんでした。というか魚系が少ないみたいで(日曜だから?)仕方ないので天ぷらや豚しょうが焼き定食なども注文。
お店はザビエルさんが一人で切り盛りしているみたいで、奥の厨房でものすごい勢いで動いているのが見えます。やや時間が経ってから、注文の品々が登場。モアイ寿司は、寿司でモアイをかたどった寿司でした(笑)。

定食もそこそこ。何より「ご飯がちゃんと日本の白ご飯」だと言うだけでもありがたいです。味噌汁はネギがちょっと辛かったけどちゃんとだしも取ってありました。ただ、具がネギだけでしたが(苦笑)。お寿司も天ぷらもおいしかったですよ。
ちなみに料金は全体的に高めです。これはこのお店だけではなく、他のレストランも同じなので、多分離島だけに食材の入手が難しいのでしょう。
22時くらいまで食べて、歩いて宿に戻り、寝落ちしながらデータ保存などして25時頃就寝。

写真 サンチアゴの空港で見た残念な漢字

2008.05.09 Friday 5/5日記(イースター島)

5/5
8時半頃起床。前日にこの日の行動をどうするかを宿の主人と相談したのですが、当初予定していたレンタカーは「基本的にマニュアル車しか無く、オートマは値段が倍くらい(250ドル)する」ので消去。次に英語ガイドツアーを紹介してもらおうと思ったのですが、「だったら俺の弟がドライバー&ガイドとして一日つきあってやる。それなら時間も融通が利くし好きなところに行けるぞ。一人120ドルでどうだ」と提案してきました。バスで英語ガイドのツアーだと昼食付きでだいたい50〜60ドルという話は聞いていたので「もう少しまけて。一人70ドルとか」「わかった弟と相談する」と言うところまで前日に話をつけてありました。そしてこの日の朝聞いた値段は一人95ドル。ちょっと高いけど疲れてきていて不慣れな山道の運転も危ないから、まあいいか、ということでお願いすることに。

簡単な宿の朝食を食べてから、9時半出発。最初に島に二つしかないATMにお金を引き出しに行ったのですがここで問題発生。なんと「マスターカードオンリー」だったのです。お金担当の山本さんはアメックスとビザ、私はマスターは限度額オーバーでビザのみとなっており、二人とも引き出せません。さるころさんがたまたま、普段使ってないけど念のため持ってきてていたマスターカードが宿に置いてあると言うことで、ツアーが終わった後に引き出すことにして、今度こそ出発。

まずは島南部のオロンゴへ。ここは昔「鳥人儀式」を行っていた場所で、島の各部族から選ばれた泳ぎ手が、少し離れた島まで泳いでグンカン鳥の卵を取りに行き、最初にとってきたものの部族がその年一年の主導権を握れる、というようなものだったそうで。行く途中には巨大なカルデラがあって、火口湖がすばらしく美しいと聞いていたので、水担当の私はハアハアしながら行ったのですが。火口湖はあまり大きくなかったです。残念。景色自体は良かったですけどね。

その後もいくつかのポイントを回りつつ、一番の見所のラノ・ララクへ。ここはモアイの切り出し場で、作りかけのモアイや、運び出す途中であきらめたモアイなどがたくさんあります。よくモアイの写真で地面に突き刺さっているモアイの写真がありますが、あれはここです。ちなみにモアイにはちゃんと胴体がありまして、突き刺さっているモアイは地中に胴体が半分以上埋まっています。あと、ここには正座しているモアイもあります。ちょうどこの日は天気も良く(とは言え、島の天気なのでくるくるかわるのですが)、青い空と、緑の草と、巨大なモアイがすばらしいコントラストを描いていて、いつまでも見飽きません。

続いて訪れたアフ・トンガリキもすばらしかったです。海原をバックにそそり立つ15体のモアイは、日本の企業タダノが巨費を投じてクレーンを持ってきて立て直したものです(ちなみにモアイはほとんどが18世紀(16だったかも)の「モアイ倒し戦争」によってほとんどが倒されているので、今立っているものは20世紀以降に立てなおされたものがほとんどです)。写真で見るとあの存在感やスケール感は全く伝わらないでしょうが、それはもう圧倒的でした。やっぱり実際に行かないと伝わらないものがあるからこそ、人はわざわざ旅に出かけるんでしょうね。あー子供たちにもいつか見せてあげたいなあ。


さらに、聖なるパワーがあるとされるつるつる石、テ・ピト・クラ(表面が磨いたようにつるつる)を全員でさわりまくって厄落とし&開運祈願。ビッグサクセス!ビッグサクセス!ビッグサクセス!

最後に島の北部にある、アナケナビーチ(火山島なのでビーチはほとんど無いのです)に立つアフ・ナウナウのモアイを見てツアー終了。ちなみに弟さん(エステバンさん)はただの島の人が道案内をしてくれるだけなんじゃないの、と思っていたのですが、実はちゃんとしたガイドさんでした。資料のファイルなども持参して、こちらの質問にも的確に答えていただくなど、実にすばらしガイドさんでした。ちょっと高かったけど、お金を出したかいがありました。

17時過ぎに宿に戻り、再び出動。まずはATM。さるころさんのカードで無事に現金を引き出すことができて事なきを得ました。続いて徒歩で行けるタハイのモアイまで行ってサンセットをしみじみと堪能。するはずだったのですが通り雨が降ったりして、落ち着いて堪能するというわけにはいきませんでした。でもそのおかげで虹も見ることができました。

そしてまだ開いている土産物屋をリサーチしつつ、食事へ。今日はローカルな料理を食べようと言うことで、通りすがりのなんの情報もないレストランへ突撃。ところが、店の看板娘さん(可愛い)が英語も全くだめで、注文をとるのも一苦労。とりあえず「sachimi」というのが刺身らしいというのがわかったので、注文。その他は適当に3品ほど。出てきたのは一つがエビのオリーブオイル炒め(多分)、ラザニアだろうと思って注文したものは、パスタが「ほうとうみたい」(さるころ談)な牛肉のトマト煮込み、そしてチキンのガーリックソテー的な料理。どれも美味しかったです。しょう油が欲しいところですが。
宿に戻ってもろもろ準備や片付けをして24時頃就寝。

2008.05.09 Friday 5/6日記(イースター島→サンチアゴ)

5/6
7時半起床。8時に朝食を食べ、ホテル代の精算をして9時出動。まずはATMに行きさるころさんカードでお金を借り、まずは郵便局へ行って絵はがきを投函。さらにおみやげ物屋へ突撃して各自モアイグッズを暴れ買い。私は石モアイ合計7体、素焼きモアイ3体、モアイTシャツを家族全員分購入しました。石モアイは壊れそうなので木モアイを購入しようと思ったのですが、オーストラリアの検疫に引っかかるというのと、木の方がかなり高いと言うことで石にしました。これから日本まで、スーツケースに入れず手荷物で持って帰る覚悟です。
各自ダッシュで購入して11時に宿に戻り、ぎゅうぎゅうと荷造りして11時20分に宿をタクシーで出発。空港でも手荷物検査は例によってゆるいかと思ったら、スーツケースをあけさせられました。南米だけに麻薬関係が厳しいんですかね?時間が余ったので空港の土産物屋を見てみたら、街の土産屋とあまり変わらない値段。石モアイはさんざん交渉して値切った価格と同じ値段が最初から値札で付いていてショック!!

12時50分にイースター島発。もう一度来れるといいなあ。20時前にサンチアゴ着。もう日もとっぷりと暮れているのでタクシーで宿に行くことに。安さで選んだところでしたが、なんとスイートで二部屋付いて広々です。滞在が短いのが残念なくらいのすてきホテルです。
荷物を置いて、まずは食事に。シーフードが美味いと聞いていたのですがどこに行っていいかわからないので、地球の歩き方を見て「この辺にレストランが多い」のゾーンへ。客引きが結構います。そのうちの一人と話をして、その店へ。料理はカンクンの時のようなセットのプレートを注文。それはまずまず美味しかったのですが、なんと言ってもワインですよ、チリワイン。美味しい上にフルボトルで7000ペソ(1750円)ですよ!!激安!!(多分酒屋で買えば半分以下でしょうが)こりゃあいいやとばかりに調子に乗って、ボトル3本あけてしまいましたよ(バカ)。途中所々記憶無し。

2008.05.10 Saturday 海鮮対決

野田@シドニーです。
現在、空港でエアーズロック行きの便を待っています。

昨日は久しぶりにホテルでネットが可能だったので、1時間だけ購入して、ものすごい勢いで更新して、メールを受信しただけで終わってしまいました。
なので、やっと今頃日記のコメントに返信してます。

シドニーでは特に予定を入れてなかったのですが、とりあえず飯を食べようということで「フィッシュマーケット」に行きました。
サンチアゴでは、期待した割にはちょっとむむむ、な結果に終わってしまったわけですが、シドニーの市場は美味かった!!(イイ値段しますけど)シドニー圧勝です(我々の中では)。
生の刺身も調理したものも、量り売りしているんですが、お店がみんな(何故か)中国系で、ちゃんとした「美味い料理」ですよ。
白い米もあったんですが、もう悲しい思いをしたくないのでチャーハンにしたところ、これがまた美味ス。白いご飯でも大丈夫だったかも。

ありがとう中国人!!

続きはエアーズロックで。

 

2008.05.11 Sunday エアーズロック

野田@エアーズロックの頂上です。

生中継ですよ!!

登るのはすごくきつかったっす。下り鬱。

2008.05.14 Wednesday 5/7日記(サンチアゴ→)

5/7
明け方、昨日の格好のまま布団の上に寝ていることに気がついて、着替えて二度寝。8時頃起床。酒が残ってるー。宿の朝食を食べ、さるころさんが荷物を送るので近所の郵便局に。
宿に戻って、荷物をまとめてチェックアウト。宿に荷物を預かってもらい、サンチアゴ散策に出動。まずは地下鉄に。サンチアゴの地下鉄は時間帯によって運賃が変わります。ラッシュアワーがやや高い設定です。切符の自販機はなく、窓口で買って自動改札に入れるともう出てきません。紛失の危険が無くていいですな。

ホテルのあるところは新市街と言って西新宿みたいなビジネス街です。そこから旧市街と呼ばれる方面へ移動します。駅を出たところに郵便局があり、その周りの露店で「母の日カード(多分)」を売っています。地球の裏側から母の日のメッセージを出すのも一興、と露店でカードと切手を買って(封筒はおまけで付けてくれました)、実家の母親と奥さんに。さるころさんは自分とオットさんのお母さんに。
通りを歩いていると愉快な露店がたくさん出ています。写真のステッカーとか。キティちゃんの靴下を売っていたので、「おおさすがはキティ」と思ったのですがよく見たら「ハローキティ」ではなく「オラ・カティ」でした(笑)。オラはスペイン語で「ハロー」です。
デパートがあったので、アメリカで買いそこなったジーパンを買うことに。日本からはいてきたユニクロジーパンは、ポケットに穴が開いていてもうはきづらいものだったので、最初から捨ててくるつもりでした。ジーパンもリーバイスやリーなどは日本と変わらない値段でしたが、ローカル品は安くて特価品が1本7980ペソ(約2000円)、二本で12900ペソ(約3200円)。サイズもちょうどいいのがあったので、二本ゲット。さらに謎の日本語をコラージュしたパーカー(12900ペソ)も購入。
続いてこの日の目的の中央市場に。築地よりは規模が小さく、かなり観光に特化してしまっている市場です。市場に入るなり「ウニ、ウニ」「フジツボ、スズキ、アワビ」と連呼してきます。何が何だか。とりあえず一回りして、しょう油と白い米があるというお店をチョイス。3人ともウニにはさほど興味がなかったので、シーフードのスープとスズキの何かと刺身(鮭、スズキ、ヒラメ)、フジツボを注文。フジツボはちょっとカニに似た感じで「まずくはないけどわざわざ食べようとは思わない」(さるころ談)という感じ。スープは美味しいんですが、磯の香りが強力すぎて「もっとちゃんと洗ってくれ(同)という感じ。刺身はすごく美味しかったです。が、付け合わせとして出てきたご飯が当然のように長粒種でバターライス(笑)でした。食後も磯の香りの強力さに負けたさるころさんが「銚子の漁師のおっさんが口の中にいるようだ」という名言を残しました。

食後、場内にラピスラズリの店を発見。さるころさんがまたもや大人買い(笑)。私もつられて、奥さん用のペンダントヘッドとペンギンを二つ購入(合計15000ペソ、3750円)。もうなんだか、クレジットカードが「いくらでも買い物ができる魔法のカード」のような気がしてきた我々です。
再び町中をぶらぶらしながら、途中でさるころさんがうっかり買い物をしたりしながら、若者のデートスポットといわれているサンタルシアの丘へ。平日の昼間だというのに、熱々カップルがあちらこちらで抱擁&キスで目のやり場に困るほどです。特に見所と言うほどのものはないのですが、とりあえず一番てっぺんまで登って降りてきました。

やや疲れたので、近所のカフェでだらっとしてから宿に戻り、倉庫に置いてあったスーツケースに買い物してきた荷物を慌てて詰め込み、タクシーを呼んでもらって空港へ。ここでイースター島で一緒の宿だった上島さんと合流。
昨日、バッテリーの充電をしないで寝てしまったため、バッテリーの残がほとんど無くなってしまいました。シドニーに着くのは朝で、すぐにチェックインできないはずなのでその日撮影する電池を確保しようとAC電源を探したのですがトイレにしかありません。仕方なく、搭乗を待つ間ずっと一人でトイレの入り口に立てこもって電池の充電。
そしてやっと搭乗、と思ったらなんとこのタイミングで手荷物検査。さっき買ったばかりで封も切ってないエビアンのボトルはあっさり没収。ていうかさ、なんでここでやるかね?普通、手荷物検査の時にやるでしょ??これからロングフライトだというのに水梨じゃつらいっつーの。嫌がらせとしか思えません。まったくもう。
定刻より遅れて23時過ぎに離陸。機内では残りの「エウレカ7」を一気にラストまで。なるほどねえ。なんとういか、個人的にはラストにもう少し「すっきりした」余韻が欲しかった気がしますが、ラストへのたたみかける展開は第二クール辺りの鬱々とした感じとは一転してよかったです。

写真 サンチアゴの露店で見つけた、新しい「ウルトラセブン」のステッカー

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