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日時 2021年 1月30日(土曜日)
開催場所 配信のみ
アニメ『映像研には手を出すな!』
 

この度は日本オタク大賞2020の大賞をいただきありがとうございます。
漫画『映像研には手を出すな!』のアニメ化企画が監督の湯浅さんに届いたのは、ツイッターで読者が「映像研アニメ化するなら湯浅さん」とツイートしていたことや、僕が「アニメ化するならNHKで」などとツイートしていたことがきっかけでした。
前例の有無は知りませんが、なんとも新しい流れだなと感じましたし、コンテンツが人に届く瞬間をリアルタイムに感じ、慣れ親しんだツイッターでのアニメ実況も自分が原作者となるとまた感慨もひとしおでありました。
語るには十分な楽しさとクオリティであり、同時にアニメーション製作現場の生の「アニメづくり」がストーリーに加わった『映像研』はまさに最強であると感じました。
原作者である自分が言うのは半分手前味噌ではありますが、2020年を代表する快作だと思っております。ありがとうございます。

大童澄瞳

 

 

この度は「日本オタク大賞2020」の大賞をいただき、誠にありがとうございます。

アニメ「映像研」はご存じの通り、女子高生がアニメを作る話をアニメで描いています。
湯浅政明監督を中心に、すべてのアニメスタッフ&キャストに
アニメを作るうえでの面白さ、楽しさ、難しさ、ジレンマ、などの要素をふんだんに入れていただいた作品です。
その中でアニメ制作におけるあるあるネタや、制作過程描写にも力を入れてきました。

今回、普段からアニメをよく見て、アニメのことをよく知っている方々が選ぶ
「オタク大賞」をいただいたことは、そういったアニメファンのお眼鏡にもかなった、
ご満足いただけたということで、大変うれしく思っております。

一方で、アニメに限らず、なにかモノを作ったことがあるすべての人に刺さるメッセージ性も併せ持っており、
世界中のいわゆるアニメライト層や、ファミリー層やお子様にも大変支持をいただき、
幅広い層に評価をいただけていることも大変ありがたく思っております。

ちょうど4月から見放題配信サイトも拡大されましたし、6月にはまとめ見Blu-ray(廉価版)も発売になります。
この受賞もきっかけに、より多くの層、視聴者に本作品が届くことを願っております。
ありがとうございました。

「映像研には手を出すな!」プロデューサー
鶴岡 信哉(ワーナー ブラザース ジャパン)

 

© 2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会



 アニメ『映像研には手を出すな!』、日本オタク大賞受賞おめでとうございます。
 そもそも大童澄瞳さんによる原作マンガはムチャクチャ面白いんですが、それをアニメ化したら、さらに違う面白さが加わって、本当に素晴らしかったです。劇中で語られる作画枚数とスケジュールのコストコントロールの話題がそのまま本編の制作スタイルにリンクするという不思議なメタ感覚。デジタル作画ネタを本編に混ぜたことで生まれた現実との地続き感。声優さんが演じた人力SE。湯浅監督のイマジネーションが爆発する圧巻の最終話。アニメを作る面白さ、大変さ、素晴らしさを体感できるアニメでした。アニメの全てが愛おしい。そして、もうみんな知ってると思いますが、原作も面白いんですよ(二度目)!
(志田英邦)

湯浅政明監督の作家性と原作の持ち味がガッチリ組み合わさった、「最強」のアニメ化でした。アニメは作ったことがなくとも、自分の内にある世界をなんらかの手段で形にしようとした経験のある人なら、心震えずにはいられない。2020年のアニメを語る上では、絶対に無視できない作品だったと感じています。謹んで、日本オタク大賞を贈らせていただければ幸いです(原作の今後の展開も、楽しみにしてます……!)。
(前田久)

”ものをつくる”ことの悦楽を描いた快作!
作品をつくる実作業はもちろん、その前の構想、もっと前のいろいろな情報や感情のインプット、さらに製作環境や仲間たちを、今の言葉、スタイルで表現されています。”10”の成果物の前には20の作業、50のアイデア、100のインプットがある。その世に出ない部分も、豊かで愛おしいんですよね。
(東海村原八/模型の王国)

熱心なファンにとっては今の日本のアニメを代表する演出家でもある湯浅政明。近年、精力的に作品を発表し続けてきた湯浅だが、この『映像研には手を出すな!』は、反響の面でもひとつ頭が抜けた印象があった。それはなにより、(浅草氏役の伊藤沙莉のユニーク極まりない声とともに)絵を描いて動かすこと――その根源的かつポジティブな喜びが、観ていた人にも届いたということなのだと思う。(ほぼ同時期に配信されることになった『日本沈没2020』とあわせて)、その力強さに心を強く捉えられました。古川日出男原作の新作映画『犬王』も楽しみにしています。
(宮昌太朗)

 
 
志田英邦賞
 
藤田直哉賞
     

ゲーム『マルコと銀河竜』(TOKYOTOON)

雑誌『ユリイカ2020年9月号 特集=女オタクの現在』
(青土社)

この度は『マルコと銀河竜』を審査員賞(志田英邦賞)に
選出いただきありがとうございます。

ADVというジャンルには必ず、読み手のスピードといいますか、
リズム感があります。
そのリズムに乗って、跳びはねるキャラクターたちとともに
踊り歌うような気持ちになれるのが、このジャンルの素敵なところだなと思います。

『マルコと銀河竜』では、今までの技術や衝動や魂や粘りみたいなものを
スタッフとともに詰め込んだ結果、なんだかわからないけどすごいエネルギー、
が爆誕しました。とおくまで明るい。
生まれたばかりの赤ん坊の泣き声みたいな。
すでに立ち会ったよという方はもちろん、
これからの方にも、そのエネルギーを体感していただければ幸いです。

TOKYOTOON はと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このたびは日本オタク大賞審査員賞を頂戴し、誠にありがとうございます。これもひとえに特集にご寄稿いただいたみなさまのおかげと存じます。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。そしてなにより読者の方々にはさらに特集の可能性を広げてくださいました。読者の方々の応答あってこその特集だったかと思います。大変ありがたく感じております。このたびの受賞がまた新たな読者の方との出合いの機会となればこれ以上ない幸せに存じます。
青土社『ユリイカ』編集部 明石陽介

やるべきことをやるのが大人かもしれませんが、やりたいことをやりたいようにやることは少年と少女が持ちうる特権だと思います。宇宙を股にかけて、母親を探すマルコと銀河竜のアルコと非常食の衝動的な大冒険。行き当たりばったりでなりゆき任せで出たとこ勝負。カトゥーンアニメになったり、イラスト調になったり、シリアスからギャグまで奔放にキャラクターがルックスを変えていく。この自由さに、初期衝動のきらめきを感じました。対馬島やサイバーシティにはない、目が眩むような銀河のまぶしさ。少年少女の心を持つ者たちよ、いいぞ、もっとやれ、です。
(志田英邦)

「現代の女性オタクの様々な声を非常に熱気ある紙面にまとめ、今後のオタク論のあり方を変える重要な一冊なので、個人賞を贈らせていただきたく思います」
(藤田直哉)

 

 

 

 
前田久賞
 
奈良崎コロスケ賞
   

 

 

 

 

 

出崎統監督作品の『COMPLETE DVD BOOKシリーズ』
(ぴあ)

福満しげゆきさんの「妻」

この度は日本オタク大賞審査員賞に選出いただき、誠にありがとうございます!
東京ムービー時代に出蕪搖ト督が手掛けた数々の名作アニメを、広い世代に届けたいという想いで今シリーズはスタートしました。確かに『家なき子』はその知名度からも商品化が難しい作品と言われておりましたが、クオリティは折り紙付きで、むしろ知らない人が多いならばぜひとも知ってほしいとの想いで企画を立ち上げました。
残念ながらレミ役の声優・菅谷政子さんが先日お亡くなりになられましたが、この作品に込められた魂は永久不変です。出蕪搖ト督の他作品はもちろん、今後も期待に応えるべく後世に残したい名作アニメをこのシリーズでお届けできるよう、さらに精進していく所存であります。

「だからまた今日も、歩きはじめよう!」

ぴあCOMPLETE DVD BOOKシリーズ編集長 ゴリ鈴木


©TMS 製作・著作トムス・エンタテインメント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『家なき子』がCOMPLETE DVD BOOKシリーズで出る!」……2018年の『あしたのジョー』に始まり、『ジョー2』『宝島』『ガンバの冒険』『スペースコブラ』『エースをねらえ!』と来た流れがついに途絶えるかと思いきや、まさかの続行。それは、何かとクサクサすることの多かった2020年に数少ない、喜ばしい出来事でした。たしかな解説と豊富な資料を収録した充実の冊子と、DVDとは思えない良画質の映像をセットにして、廉価で手に取りやすい形で販売する。そんな営為に対する感謝と、『家なき子』全巻リリース後のさらなる展開を願う気持ちを込めて、今、このタイミングで、贈賞致します。「前へ進め!」
(前田久)

福満しげゆき先生が『僕の小規模な失敗』でブレイクしてから15年。実在の人物とはいえあくまでマンガのキャラクターにすぎなかった“妻”が、ツイッターを通してファンの前に降臨したことは事件でした。しかも妻による効果的な宣伝ツイートによって、それまで福満作品に触れたことのなかった層にまで過去の名作群が行きわたり、コミックスが続々と重版するという奇跡まで! 10数年来の福満ファンとしては、こんなに嬉しいことはありません。これからも福満家が紡いでゆく物語とツイートを楽しみにしております。
(奈良崎コロスケ)

 
ガイガン山崎賞
   
東海村原八賞
 
   

 

 

 

 

 

トランスフォーマー スタジオシリーズ デバステーター
(タカラトミー)

プラモデル『1/24 キャンパスフレンズセットII』
(タミヤ)
受賞者

この度は日本オタク大賞2020に選出いただきありがとうございます。
このデバステーターは、「スタジオシリーズ」という映画版のトランスフォーマーを忠実に再現するという
コンセプトのシリーズの中のもので、2019年4月発売の「スクラップメタル」から2020年8月の「オーバーロード」
までの7種合体企画でした。それぞれがビークルからロボットへ、そして合体モードに変形するトリプルチェンジャー仕様
であり、7種合体の工程も含め開発担当者が非常に苦労をした商品なので、嬉しい限りです。
これからもファンの方に喜ばれる商品展開して参りますので、引き続きトランスフォーマーの応援をよろしくお願い致します。


株式会社タカラトミー ホビーキャラクター事業室

この度はタミヤの製品にご注目いただき、また「東海村原八賞」を頂戴し、誠にありがとうございます。
車や飛行機など乗り物に限らず、フィギュアの分野でもプラモデルは進化していますので、
この機会に「キャンパスフレンズセットII」をはじめとした最新のプラモデルを楽しんでいただけると大変嬉しく思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

株式会社タミヤ 広報担当

 

受賞者
『トランスフォーマー/リベンジ』のデバステーターは、けっこうお気に入りのキャラクターだったので、公開当時もRD版とEZコレクション版を購入させていただいたんですが、今度のデバステーターもスゴかった!
やっぱり1年半くらい掛けて集めて合体させてという過程を経てますから、愛着もひとしおです。
また、あまりにもデカ過ぎて、どこにも仕舞えないこともあって、ず〜っと部屋に飾ってあるため、リモート取材なんかすると絶対にこいつが映り込むんですね。ここまで存在感があると、所有物を飛び越えて同居人――もっとも同居人クラスのオモチャは、ほかにもいっぱいいるんだけど――であり、もはや身内に賞を贈る感覚だったりします。
もちろん、このテキストも、彼も見守られながら打っております。
(コンボイ山崎a.k.aガイガン山崎)

『タミヤ1/24 スポーツカーシリーズ No.356』。それがこの製品のシリーズ名。
つまり自動車模型のアクセサリーなんですが、その存在感はむしろ主役のカーモデルを食ってしまうほどでした。
1/35のミリタリーフィギュアなどで磨いてきたデジタルスキャン、スマホで自撮りという今みんなが普通にしているポーズ、タミヤ1/24スケール伝統のスクーターには、これまたプチ流行の女子校生キャンプ漫画『ゆるキャン△』で人気の旧型『ヤマハ ビーノ』を選ぶというちょっとしたくすぐり等々、2020年という”時代”がみっしり詰まっています。
前作?の『1/24 スポーツカーシリーズ No.34 キャンパスフレンズセット』(初代)が1983年発売当時の空気感を伝えるように、こちらもまた時代を閉じ込めたタイムカプセルとなる一品だと思います。
(東海村 原八/模型の王国)

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主催:オタク大賞実行委員会  
 
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